火災保険をご契約されていますお客様から生命保険のご相談を受けました。
「ちょっと前にショッピングモールにある保険相談ショップで生命保険に入ったけれど、月々の支払いをもう少し安くできないかしら?」
保険の証券を拝見しますと、「終身保険」「特定疾病終身保険」「医療保険」「ガン保険」の4つの契約に入っていらっしゃいます。
親や親戚がガンで亡くなっているのでがんの補償をしっかりしてもらったのだそうです。
確かにガンによる入院や手術、そしてガンによる死亡はしっかりとしていますのでお客様の希望通りの契約内容であることは間違いありませんが、毎月の保険料が負担になっているのでは本末転倒です。
よくお話しを聞いてみますと、子供さんは独立されており大きな残債もないのでご自身の死亡保障はお葬式代くらいで十分なことがわかりました。
そこで「終身保険」を残したうえで「特定疾病終身保険」を解約して、さらに「医療保険」と「ガン保険」をまとめて「女性向け医療保険」とすることで入院保障の保険料をスリム化することができました。
その方は、たくさんの保険会社の取り扱いをしている相談窓口だから公平にフラットな見地から回答してもらえるものだと安心されていましたが、保険相談ショップは基本ビジネスで保険販売をしているのですから、少しでも保険をたくさん販売することを最終目的にしていることを認識しておく必要があります。