自動車事故と保険

jiko_0001誰もが遭遇したくない交通事故。

その交通事故で怪我を負った場合、病院で健康保険証を使って治療できないって聞かれたことはありませんか?

全額自己負担になるから大変だと真面目な顔でおっしゃるお客様が実際にいらっしゃいますが、これ嘘です。

交通事故で運び込まれた患者さんの無知につけこんで暴利を貪ろうとする病院側の思惑が、都市伝説のように流布されたものです。

健康保険を使えば三割の自己負担で普通の病気と同じように治療を受けることができますし、ご自身が契約されている損害保険で治療費が賄えるものがあれば窓口での支払いはゼロになるケースすらあります。

慌てずに「健康保険での治療をお願いします」と窓口でおっしゃってください。

また、交通事故の相手が見つからないような場合は自賠責保険に被害者請求をすることができます。

自賠責保険は車検を受けるたびに強制的に契約されていますし、車検のない原付バイクでも加入が義務付けられていますので強制保険などとも呼ばれています。

その自賠責保険に〇月〇日に☓☓で交通事故に遭った、相手がわからないから治療費を払ってほしい。と申し立てをするのが被害者請求です。

そうすることで、治療費は最高120万円、死亡または後遺障害は最高3000万円が自賠責保険から支払われます。

被害者請求はどこの保険会社に申し立ててもいいことになっています。もちろん当社でも受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

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保険会社の地味な努力

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先日保険会社の保険金支払い部門から連絡をもらいました。

お取引いただいているお客様の別代理店扱いの保険に保険金支払い請求があがってきています。貴代理店契約の保険でお支払いする必要がありますか?

一人のお客様が、全てひとつの保険代理店で保険の契約をしていただくことが代理店としてはもちろんありがたいのですが、皆さんそれぞれお付き合いがあるので複数の代理店を利用されているのが現状です。

そのような場合、ひとつの保険金請求が行われると社内のデータを名寄せして別の保険でもお支払いできないかをチェックしています。

これは、以前に保険金不払いで担当行政庁から厳しく指導されて以降徹底されていまして、契約者がご家族のものまで支払対象とならないかを細かく調査しています。

もちろん個人情報は開示できませんので他社の契約までチェックすることはできませんが、事故に遭われたお客様に少しでも有利に働くように保険会社も地道な努力を続けています。

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保険の通信販売

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最近はネットショップがおおはやり。もちろん保険も例外では有りません。

たくさんの会社がネットで保険を販売しています。

ネットで保険に入るメリットは、まず価格が安いことです。

テレビなどでも価格が安いことを前面に出す形でCMされているのはご存知のとおりです。

さらに、最近は事故が起こった時の対応の良さを併せてアピールしているものもたくさんありますね。

では、ネットで保険に入ることにデメリットはないのでしょうか?

一番のデメリットは商品内容について十分な説明を受けることが難しいことにあります。

皆さんは保険の商品知識をどれほど持ってられるでしょうか?

一般のかたにとって保険とは「よくわからないもの」です。

そのよくわからないものに、困ったことが起こった時に助けを求めることになります。

もちろん保険商品としての最低限の品質は保っているのですが、充分なサービスを受けようとするとオプションを選択して契約しなければならないことも少なく有りません。

いわば、コンビニでお買い物をするのに店員さんがお客様の好みを考えて商品を勧めてくれないのに似ています。

保険の商品知識を十分に持っていらっしゃる方にとっては安くていいものを買える通信販売ですが、いいもの選ぶか良くないものを選ぶかは自己責任となってしまいます。

メリットとデメリットを良く考えて賢く利用しましょう。

 

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年配の方の保険見直しは難しい

保険の内容を見直して、負担を軽くしたいと思うのは老若男女に違いはありません。
しかし、思うように負担を軽減できるかどうかとなると年令によって大きな違いがあります。

お客様にとって保険とはよくわからないものです。
そのよくわからないものに対して大きな金額を支払っていくのですが、無駄を省きたい、自分にフィットしたものにしたい、と思ってもどこをどうすれば良いのかはわかりにくいものです。
そこでテレビでコマーシャルをやっているところや、ショッピングモールに出店している店舗に相談に行かれることになるのですが、どこに相談に行っても打ち出の小槌から驚くような提案がされることはなかなかありません。

それは、
今入っている保険が契約した時から時間が経っているので、ご本人の年齢が上がることによって負担が上がっていること。
今入っている保険が、すでに負担を少なくするように見なおした形で軽減する余地が少ないこと。
などがあります。

ひと昔前ですと、保険の見直し自体が保険会社のコントロールで行われていたので、無駄な特約を外すことで安くすることができました。
しかしこの十年くらいはお客様の意識も高まり、それに合わせて提案型の保険セールスも一般的になってきていますので、保険会社の思うままに高い保険を契約されるお客様が減っていることがあります。

乾いたタオルを絞ることが難しいのとは違う意味で、年配の方の保険見直しは難しい面があります。

それは、健康状態と年齢です。

二十代三十代と比べるとどうしても五十代以降の方は健康上の不安を持ってられる方が増えてきます。
基本的に生命保険は、健康上の不安を持ってられない方しか契約することができません。
持病を持ってられるかたは本人がどれだけ切り替えを希望しても、契約の内容が大きく制限されてしまいます。

さらに健康な方であっても、統計上五十代以上の方は健康を損なう確率がアップしますので、そのリスクが保険料の高さに反映されています。
希望する保険の内容であっても、支払い続けることができない高い保険料ではご契約することができません。

どうしても、年配の方の保険見直しはいろいろな部分で妥協する必要が出てきますので、若い方に比べると難しい選択を迫られます。

できるだけ若い時期に、将来を見越した形で保険を組み立てておくことが理想的です。

 

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