自動車保険の保険料の中で、比較的大きな比重を占めているのは車両保険です。
対人賠償や対物賠償の保険金額は、無制限で設定されている方がほとんどですし、仮に保険金額を小さくしてもお客様が支払う保険料はそんなに安くなるわけではありません。
それに引き換え、車両保険はご契約されるお客様の希望される内容によって大きく変わる可能性があります。
車両保険は大きく二種類に分類できます。
一つ目はご契約車両が破損した場合に、基本的に原因を問わずに支払い対象とするオールリスクの車両保険。
二つ目はご契約車両が破損した原因を、車同士の接触する事故に限定した補償範囲を限定した補償範囲車両保険。
当然、補償範囲が狭い分二つ目の限定車両保険のほうが保険料負担が安くなります。
そして注意したいのが免責金額の設定です。
保険証券を確認しますと、0-10とか5-10と記載してあります。
これは一年間の契約期間中の一度目の事故で車両保険を使って解決した時の免責金額が、左側の数字(0円と5万円)が免責金額となります。そして一年間の契約期間中の二度目の事故で車両保険を使った場合、右側の数字の10万円が免責金額となります。
一年間に二回の事故に遭われることは極めて稀ですので、左側だけの数字を見ればいいでしょう。
左側に5万円の設定をしている場合には、事故をおこして車両保険を使うときに原則5万円の自己負担が発生します。
しかし実際的に車同士の接触する物損事故の場合に、自分が100%悪いというケースは比較的少なくて、過失割合という形で双方に過失があると認定されるケースが大半です。
過失割合に応じて相手側から自分の車の修理費を受け取ることができた場合には、その受け取った金額はまず自分の車両保険の免責額に充当されます。
ということは免責額を5万円と設定をしているとしても、まるまる5万円を自己負担するケースは比較的少ないということです。
車両保険を付けたいけれども保険料負担が大きいからと諦めておられる方。
免責金額を上手く活用すると、想像よりもリーズナブルに車両保険をつけられるかもしれませんよ!
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