火災保険といえば、火事になった時にだけに支払ってもらえるものと思っていませんか?
確かに、一昔前の火災保険といえば火事にあった時に支払われるものでした。それも、建築後何年経ったかによって支払われる限度額がどんどん減額される時価で計算されていた時代もあったほどです。
つまり新築のときにかけた保険が10年経って価値が減っていれば、その減額された分しか支払われなかったんですね。
でも、そのような保険では火事にあって同じ大きさの建物をもう一度建てようとしたときには金額的に立て直すことができませんでした。
そこで最近の火災保険では、計算方法を時価額から新価額に(再建築価格とも言います)変わってきています。この新価額方式ですと、火事にあったとしても同規模の建物を建てることができます。
さらに最近では、建物や家財道具が壊れた時の修理費や再購入費まで支払ってくれる保険も出てきています。
例えば、強風で物が飛び込んできて建物が壊れたような場合や、掃除しているときに誤って大型テレビを倒して壊してしまったような場合などです。
また、先日はお客様の家の近くに落雷があって家電製品が壊れたような場合も実際に保険金をお支払いいたしました。
火災という大きな災害は起こる確率は低くとも、物が壊れるような比較的軽微な事故は比較的多く発生します。
これまでの火災保険との保険料の差額はそんなに大きなものではありませんので、火災保険の切り替えの際にはご検討されることをお勧めします。
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