物損事故の過失割合で揉めるのは損です

交通事故のなかでも高い発生比率が高いのは、車同士が接触する物損事故だと思われます。

事故の示談交渉のなかで、事故の過失割合を保険会社同士で話し合うのですが、時には事故の当事者がその過失割合が納得できずに交渉が長引くことがあります。

当事者には「相手の方が自分よりも悪い!」という思いが強いことから、そのように強硬な姿勢を取られるのでしょうが、最終的に当事者の思うような過失割合に落ち着くことは稀です
事故の解決に保険を利用すれば、翌年以降3年間の保険料が高くなることは皆さんもご存知でしょう。
その時に相手側に支払った保険金額が一万円でも百万円でも、翌年以降3年間の保険料は同じです。
もちろん、自分の車の修理費を車両保険を利用しない時には、自己負担額は大きく変わってきますので、車両保険の重要性はここにもあるのですが、翌年以降の保険料負担のことを考えると過失割合で揉めて交渉を長引かせることには、メリットはありません。
残念な過去は早目にキリをつけて、気持ちを切り替えたほうが得策だと言えます。

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自動車保険の各種サービス

 

自動車保険のCMで「ロードサービスが無料!」とか「保険料は走る分だけ!」とか「ゴールド免許ならお得!」などといろいろな会社が宣伝しています。

CMで言われると、そこの会社の商品の特徴なのかな?と思ってしまいそうですが、ほとんどの保険会社がCMと同じサービスを提供しています。

愛車の走行中にタイヤがパンクしてしまった時に、私も自動車保険のロードサービスを利用したことがあります。その時もかなり長い距離をレッカーで運んでいただきましたが、ありがたい事に無料で運んでいただきました。そしてこの出来事は、これ以降お客様への提案の決まり文句として使えるという美味しいおまけが付きました。(^o^)v

常に業界は他社の商品を研究して商品開発を行い値段設定をしています。

ですので、Aの車に乗っているBさんがCという条件で自動車保険に入った時に、会社によって大きく保険料負担が変わることはほとんどありません。

確かに会社によって”値段の差”はあります。

それはその時に安かったということで、来年も同じ会社が値段が安くなるとは限りません。

 

残念なことに、ここ数年保険会社の自動車保険の収益性が悪化していることと連動して、少しづつ毎年自動車保険の保険料が上昇しています。

比較的保険料負担の高い若年層が自動車離れをおこしていること。

比較的保険料負担の低い高齢者の比率が高まり、また事故件数も増加していること。

などが原因と思われますが、これからも自動車保険の保険料が下がることは期待ができません。

 

ハンドルを握る一人ひとりが交通安全を意識して運転することが、ますます大切になってくると考えています。

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自動車保険はどうやって切り替える?

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損害保険の中でお客様に最も馴染みがあるのが自動車保険ではないでしょうか?

私も、何十年か前に初めて自分の車のハンドルを握った時に、親に言われて自動車保険に入って「大人の責任」を少しだけ感じたのを思い出します。

自動車保険は一般的に1年もしくは3年の期間で契約されることが多く、その1年または3年ごとに更新手続きをすることが一般的です。

現在契約されているA社から何らかの事情で新しくB社の保険に切り替えをする場合の手続きについて説明いたします。

契約期間の終期が近づいてくると、更新の案内がA社から届きます。その中にはこれまでの契約内容、契約期間内の事故の有無、次のおすすめの契約内容などが記載されています。(保険会社の中には、他社に移られるのを防ぐために契約内容の一部を伏せているケースがありますので、その場合には別途確認資料が必要となります。)

その案内を次に契約するB社に渡すことで、無事故等級、契約内容、保険期間、前の保険会社、などがB社が確認できますのでそれをもとに新しい契約内容を決めます。

契約内容、保険料の支払い方法、などが納得出来ればB社と契約手続きをして、A社に満期以降は更新しないことを連絡して終了です。

では、契約期間内には切り替えることはできないのでしょうか?

いいえ、(保険会社は抵抗するでしょうが)契約期間内のいつでも切り替えすることはできます。

ただし注意点がいくつかあります。

注意点その1

A社の解約日とB社の契約日の日付を同日にすることが必要です。

この日付がずれると、これまで続けてきた無事故割引等級を引き継ぐことができませんので注意してください。

注意点その2

A社の最後の無事故割引等級を、B社との契約時に引き継ぎますが等級が進むのはB社と契約をした1年後になります。

つまり、無事故等級の進行が遅くなるデメリットがあります。

無事故等級が6等級から10等級ぐらいまでは一年ごとに保険料が安くなる度合いが大きいので、実質の保険料負担が大きくなります。

保険期間の途中で切り替えをするときには気をつけて手続きを進めてください。

 

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ゴールド免許で保険を安くしよう

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ゴールドの運転免許証

運転免許は定期的に更新する必要がありますが、更新時期の前の5年間が無事故無違反の方にはゴールド運転免許が交付されます。

そのゴールド免許を持っている方は自動車保険が安くなるのは、あちこちの保険会社がCMを流しているので皆さんもご存知でしょう。

きちんと統計をとっているわけではないのですが、半分程度のお客様がゴールド免許を持ってられるように感じます。

ゴールド免許の割引を適用させる条件が各保険会社によって微妙に違うのですが、ある大手保険会社の自動車保険はご夫婦のどちらかがゴールド免許を持っていらっしゃる時には、ゴールド免許割引を適用することができます。

先日も配偶者の方が免許の切り替えでめでたくゴールド免許ホルダーになられましたので、保険期間の途中でゴールド免許割引を適用させて残りの期間の負担を安くしてお客様に喜んで頂きました。

そして、生命保険もゴールド免許で安くすることができます。

これは、契約時点のゴールド免許所有が条件ですので途中から割引をすることはできませんが、逆にあとからゴールド免許でなくなったとしてもそれを理由に保険料が値上げされるわけではありませんので、生命保険の見直しを考えている方には大きなメリットとなります。

すべての保険会社が同じ基準でゴールド免許割引を取り扱っているわけでは有りませんので、ご自身が適用の対象となるかどうかは充分に調べてから契約する必要がありますのでご注意ください。

 

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自動車事故と過失割合

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車に乗っていると、常に事故の危険と隣り合わせです。

どんなに安全運転に気をつけていたとしても残念ながら事故をすべて回避することはできません。

その時のために自動車保険があるのですが、すべての事故で保険会社が動くわけではないことはあまり知られてはいません。

自動車保険は現在では、ほぼすべての契約で示談交渉サービスがついています。

しかし示談交渉サービスが利用できるのは、契約者自身の保険を使って事故を解決できるときに限られるのです。

契約者自身の保険を使って解決できない場合とは、契約者自身に過失が全くない、もしくは過失を認めない時です。

自動車保険とは広い意味で賠償責任保険です。

契約者に過失(事故を起こした責任)が有って、その過失(責任)を賠償する(謝る)ために保険金を支払って解決する場合に、保険会社が示談交渉を代わりにやってくれるのです。

事故の相手方が一方的に悪くて契約者自身に過失がないような場合、または契約者がそのように主張する場合、保険会社が示談交渉をすることはできません。

一般的に事故で一方が100%悪いというケースは比較的少なくて、それぞれが少しづつ悪いというケースが大半です。

その悪い割合を過失割合と呼びます。

事故の示談交渉の中で過失割合で揉めるケースがありますが、これは契約者サイドにとっては意味のない揉め事となります。

事故の時に契約者にも過失があることを認めている上で、その過失が30%と60%で話が揉めているとします。

感情的に「こちらが悪いという割合を提示されるとイヤだ!」というのはよくわかりますが、割合がどうであれ最終的に保険金を支払って解決をします。

そうすると、割合がどうであれ、支払った金額がどうであれ、事故が1件とカウントされます。

当然次回の更新時に事故1件分保険料がアップします。

しかし、過失割合がこちらが小さくても大きくても、事故が1件で変わりがないんですね。

それなら過失が有ることを認めて示談交渉を早めに切り上げたほうが得策です。

事故が起こった時には、信頼のおける代理店とよく相談して解決しましょう。

もちろん事故を起こさないように安全運転に努めてくださいね。

 

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