家財道具が壊れても保険が使える?

img

火災保険といえば、火事になった時にだけに支払ってもらえるものと思っていませんか?

確かに、一昔前の火災保険といえば火事にあった時に支払われるものでした。それも、建築後何年経ったかによって支払われる限度額がどんどん減額される時価で計算されていた時代もあったほどです。

つまり新築のときにかけた保険が10年経って価値が減っていれば、その減額された分しか支払われなかったんですね。

でも、そのような保険では火事にあって同じ大きさの建物をもう一度建てようとしたときには金額的に立て直すことができませんでした。

そこで最近の火災保険では、計算方法を時価額から新価額に(再建築価格とも言います)変わってきています。この新価額方式ですと、火事にあったとしても同規模の建物を建てることができます。

さらに最近では、建物や家財道具が壊れた時の修理費や再購入費まで支払ってくれる保険も出てきています。

例えば、強風で物が飛び込んできて建物が壊れたような場合や、掃除しているときに誤って大型テレビを倒して壊してしまったような場合などです。

また、先日はお客様の家の近くに落雷があって家電製品が壊れたような場合も実際に保険金をお支払いいたしました。

火災という大きな災害は起こる確率は低くとも、物が壊れるような比較的軽微な事故は比較的多く発生します。

これまでの火災保険との保険料の差額はそんなに大きなものではありませんので、火災保険の切り替えの際にはご検討されることをお勧めします。

 

http://www.office-precious.com

地震保険は火災保険とセットです。

地震保険

残念なことにこれほど誤解されている保険も少ないように感じます。

どうせ地震が起こっても出ないんでしょう?と言われるお客様はまだまだ沢山いらっしゃいます。

あの3.11にしても阪神淡路大震災にしても、震災後一ヶ月以内に被災住宅の80%以上に保険金をお支払いされています。

では、なぜ保険金が出ないと思われる方が多いのでしょうか?

ひとつは地震保険の保険金が火災保険の最高50%という制限があること。

また保険金の支払基準が、設定された地震保険金額の100%、50%、5%の三段階であること。

そして、地震保険の保険金を受け取った方が身近にいないためうわさ話を信じていること。

などが原因となっていると思います。

確かに、火災保険で2000万円かけておいでの方が地震保険を上限の50%の1000万円で設定されて、地震で半壊と判断されれば支払われる保険金額は500万円です。

それを、安いと感じるかどうかは人それぞれですが、地震は広範囲に被害が及び一時期に多くの保険金が支払われるものですので、保険金を素早く支払うためには支払基準が三段階と簡略化されていることは合理的だと思われます。

この地震保険は必ず火災保険とセットで契約する必要がありますが、契約期間の途中からでも地震保険を追加契約することができます。

ふとしたことで気になれば、保険代理店にご相談ください。

 

http://www.office-precious.com