余裕がなければしっかりと保険にはいろう

自由になるお金に余裕がないから毎月支払う保険料を切り詰めたい。

そういうお申し出をよく受けます。

確かに、毎月固定費として支払う保険料を節約したいという気持ちは私もよくわかります。

 

でも保険を使って解決しなければならないトラブルにあった場合に切り詰めた保険で大丈夫でしょうか?

損害保険ならば自動車事故や住宅の火災、生命保険なら急病による入院や不慮の事故で死亡した時。

余裕資金がたくさんあるのでしたらベーシックな保険だけでも生活再建は可能です。それこそ、貸し金庫に億の単位の現金を持っているならば保険に入る意味自体が希薄になってきます。

しかし多くの方にとっての預貯金は、子供さんの教育資金やマイホーム建設、またはご自身の老後への蓄えなど使いみちの予定されたお金のはずです。

それらの預貯金を崩すことなくトラブルを解決し生活再建をするために多くの保険商品が存在します。

 

例えば

自動車保険の特約に「弁護士費用特約」というものがあります。

自動車保険には基本「示談交渉」を保険会社がしてくれるサービスがついていますが、これは相手方との交渉がまとまらない場合に弁護士に依頼して解決を図るものです。この特約を使わなければ解決できない事故は解決に時間がかかることが多いのですが、弁護士に介入してもらうとこで、時間の短縮と相手方からの賠償金をもらうことができる効果が期待できます。

また、生命保険の特約に「入院・手術一時金特約」「がん診断一時金特約」などがあります。

急病や事故で病院に搬送され手術入院された時に、入院日数にかかわらず保険金を受け取る特約です。病院に搬送されて入院となった時には一時的に支払う金額が多額になるケースが多くあります。そのような一時的な経済負担を緩和することが期待できます。

保険のベーシックな補償を充実させるのはもちろんですが、保険会社が用意している特約部分を検討することでトラブル後の生活再建をスムーズにすることができます。

やみくもに保険料を節約することが必ずしも経済的でない場合があることも認識しておいてください。

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